
森枝卓士さん
撮影中の森枝さん
森枝卓士さん(食のフォトジャーナリスト)が溜の取材で来蔵されました。
豆味噌の取材はありますが、溜(たまり)はあまり多く有りません。
まぁ、世の中でここの直売店でしか売ってませんから「当然ですね。」
我々のたまりは、豆味噌の熟成段階で、ほんの少し取れる副産物ですから・・・知らないのも、仕方有りません。
「豆味噌と溜は、双子の兄弟なんですね・・・」と森枝さん
「溜は、豆味噌を育てると、味噌の神様が蔵人にくださる・・・
・・・素敵な、味噌の『おまけ』なんですよ。」
合掌。 店主
「ぴーかんテレビ」(東海テレビ)の取材がありました。
目的は、味噌でなく本溜(ほんたまり)でした。
初めて味わう溜に、言葉を無くされました。
蔵人は「してやったり・・・。」
溜を「味噌の華」とも言います。
お餅を付けると・・・です。
でも、たくさんは取れないんですよ。
「幻の溜かな・・・?」
合掌。 店主
今日、JA全農の取材が来蔵されました。
全国を農業サイドから取材活動をされているとのことです。
来蔵の目的は、国産大豆の使われ方と今後の国産大豆の方向性の認識とのこと。
色々な蔵元を回って、こんなに多くの本物の大樽を見たのは初めてだそうです。
我々は毎日、その中で働いているのです。
当然なことを、当然にしているだけですが、外部からはやはり、すばらしいものらしく、目の色を変えて、映像取材をしてみえました。
いま、この蔵では、400本程の大樽があります。
たしかに、これほどの数の揃った蔵元は日本には無いかもしれません。
現在は、当然なことが、当然でない世の中なのでしょうか。
「身のどこか 軋みてひびの 鏡餅。」
辰