2005年09月10日


万博のコメント


唯一、この桶に我々の蔵の看板が貼ってあります。
期間中、何人の人々が気付いたでしょう。
小さな味噌蔵の、小さな看板です。
人気の何時間も待つ、パビリオンでなく
待ち時間ゼロ、グローイング ビレッジの中、桶に張られた、小さな看板。
「ウォーリーを探せ」と同じように、「味噌屋の看板を探せ」 そんな遊び、楽しいですね。
我々の万博「自然の叡智」は蔵の中で、これからも続きます。

有ること難し(有り難う)。 店主


2005年08月16日


万博のコメント


ジョンさんのみそ


愛知万博会場のグローイング ビレッジのメインパビリオンには、小ぶりですが本物の熟成中の味噌樽が置いてあります。万博会期中、会場で熟成します。どんな味噌になるか、我々もわかりません。
どんな味になろうと、必ず、味噌に育ちます。是非に、万博の味噌というものを、味わいたいものです。
最期に味わえる、本当の「自然の叡智」かな?  

参照 ジョンさんニュース http://www.johnsan.net/  

有ること難し。 店主


2005年07月12日


万博のコメント


「味噌ってすきですか?」味噌のお話し


実は味噌もグローイング(成長)しているんですよ。

だからこそ味噌は身体にいいんです。
樽の中ではたくさんのバクテリアが活動しています。
ものすごく小さなバクテリアの森が樽の中にある、と言うこともできます。
そしてこの小さな小さな森が、食品工場のように樽の中で働いているのです。
だから発酵している味噌のにおいに"うーん、強烈!"って思うかもしれないけれど、 そのにおいは一所懸命に働いている証拠。「身体にいいんだよ」っていうメッセージなのです。

ジョンさんは味噌が大好きだし、実は味噌樽を使ったツリーハウスに住んでいます。そして味噌などの、日本に昔からある食材がとても大切だと考えています。だからこそ、グローイングヴィレッジのパビリオンは、巨大な味噌樽のような形をしているのです。

味噌はスローフードです。その発酵には2年以上の月日がかかります。でもエネルギーを浪費しない、とても地球に優しい食品なんです。そして味噌樽もまた繰り返し、繰り返し利用されます。
中には100年以上も使われるものもあるんです。
他に日本のスローフードって何を思いつきますか?色々ありますよね。
やっぱり身体によくて・・・??
うーん…、納豆!!!      ジョン ギャスライト

有ること難し。 店主


2005年06月04日


ジョンと味噌汁を


彼との関係は・・・
8年程前、「ジョンといいます。」と
ニコニコして、会社の玄関を入って来た事を思い出します。
「ギャスライトと言うのは、桶職人って意味なんですよ。」
「木の上に家を作りたいんです。」
「多くの子供達に、森の中で夢を見せてあげたいんです…。」
「だから、大切な桶を譲ってください。」と、キラキラした目。
 沈黙・・・
「よーし、譲りましょう。」と日本男子の小生。
決して譲った事のなかった桶を、簡単に無償で譲る事を決めました。
今から考えると、まるで「ラストサムライ」の世界でした。

そんな彼との出会いが、今回の桶出展につながりました。
不思議なご縁ですね。

参照 ジョンさんニュース http://www.johnsan.net/

有ること難し。 店主


2005年05月08日


桶の上から見た重石


3月16日設置工事(二日目)


桶の固定、雨水排水の確保、重石の設置、周辺整理。
決して難しい作業ではありませんが、前段取りが必要です。
しかし、参加してくれた職人さん達の、前向きな作業により短期間で予定を完了することが出来ました。
弊蔵、万博とはあまりご縁がなく、遠くの山を見ているようでしたが
ジョンさんとの話し合いにより、
“Ok, Let's Do It !”(John)と出展が決まりました。
重石を乗せる途中、少々、味噌屋の魂を挟みました。
誰も気付くことはありませんが、蔵元としての気概のようなものです。

グローイング ビレッジのメインパビリオンの中に、本物の熟成中の味噌も設置しました。期間中に熟成が進み、万博の味噌が出来るでしょう。
多分、こんなことが「自然の叡智」なんでしょうね。

参照 ジョンさんニュース http://www.johnsan.net/

合掌。 店主