2019年05月29日

「夏子と味噌」-2


こんにちは!
目玉焼きには醬油派の堀木です

今回は、豆味噌を作るにあたって、最初の過程をご紹介します!
と、その前に
豆味噌がどのようにできるかはご存知ですか? とっても簡単に説明すると、
蒸した大豆に菌を付けて、水と塩と混ぜて、1年半寝かしたもの …となります。
詳しい説明は今後していきますので、ざっくり言うとこんな感じです。

さて、今回はその大豆を蒸すまでのお話です。
大豆を蒸す前に、まず大豆を洗います。



みなさんご存知のこの大豆を



この機械を使って、大豆をじゃぶじゃぶ洗っていきます。
1回につき6t分もの大豆を洗うことができます。

そして洗った大豆を、釜に入れていきます。
これが釜!



私の2倍ぐらいある、大きいものが2つも!
1つにつき、6t入れることができます
そしてこの大豆をどのくらいの時間蒸すのかは
ベテランの職人が、大豆を噛んで、その時々の大豆の水分量などをみてから決めるそうです。

このような大豆を洗って、蒸すことを、桝塚みそでは「ゆり、たき」といいます。
入った当初、「ゆり、たき」の「たき」は「炊く」ことなんだろうなと理解しました。
じゃあ「ゆり」ってなんだ? という疑問がわいてきます。

調べてみると、「揺する」が「揺(ゆ)る」になり、最終的には「揺り」となったようです。
昔は大豆を洗う際に、揺らして洗っていたので、それが現在も言葉が残り
「揺り・炊き」と呼ばれているそうです。

さて、揺り炊きの際に、大豆を少しいただいて
植えてみました。
サボテンすら枯らす堀木が、上手く大豆を収穫できるのでしょうか?!
まずは芽が出ますように…



それでは次回、蒸した後の大豆に菌を付けていく工程などをご紹介!
お楽しみに!


2019年05月06日

「夏子と味噌」-1

はじめまして!
桝塚味噌に入社して2年目になる堀木です!
桜も咲き、すっかり春になりました



私は、美味しいものを食べることが大好きで
その中でも特に、東海地方の豆味噌を使った豚汁や味噌煮込みうどんが好物です。

そんな私が、1週間ほど海外旅行に行った際
(味噌汁がないと生きていけないかもしれない… )
と思うほどに、味噌が恋しくなり、そんな風に思わせてくれる味噌のすごさを痛感しました。
そして偶然、自宅で使っていた味噌が桝塚みその「無為自然」であったこと、
教育や日本文化に興味があることなどが重なり、桝塚味噌に入社しました!
そして昨年いろんな部署がある中、味噌を仕込む部署に配属が決まり、桝塚味噌では初めての女性の蔵人(仕込み担当)となりました!!

しかし…この仕込みの部署がとても大変でした…
毎日味噌まみれになって帰宅し、21時には寝てしまうという生活(笑)
それでも、美味しい味噌が出来上がっているのを見たり、お客さんに桝塚味噌はすごいね!と言われるとうれしくなって、もっと頑張ろうという気持ちになれます。

仕込みの部署に入ってさっそく、おぉ!と感動したのが
桶の上から蔵全体を見渡した時でした。



すごいでしょう?
見学などでは見ることのできない、3m上からの風景が圧巻で
とてもワクワクしました。

こんな感じで、桝塚味噌での苦労したこと、驚いたこと、ぜひ知ってもらいたいことなどを体験談と写真を交えて書いていこうと思ってます!
Instagramも同時に更新していきますので、みなさんいいね!♡やコメント、よろしくお願いします!

来月は、味噌作りでの一番最初の工程をご紹介!
それではまた! 堀木でした!


有ること難し。 店主