2001年08月03日


毎日暑いです。今日も35度を越えそうな勢いです。
大豆畑は今、中耕(根寄せ)の真っ最中です。
暑い盛りにする作業で、畑の水はけを良くし、除草と茎を丈夫にさせるためです。
土を大豆の根元に寄せます。ですから、根寄せとも言います。
畑の中に蔓延(はびこ)っていた雑草は、一網打尽。
「さァ。元気に成長するんだぞ。」と大豆に言い聞かせながら
(農)桝塚会の有我(うが)さんはトラクターで広く、緑一色の大豆畑を走り回ります。

 この作業を、人間で例えれば、「躾と教育」ですね。
大豆も人間も、手抜きは出来ません。


「雷鳴に ピアスの耳 ふさぎけり。」 
                  辰


2001年07月24日


今年は、猛暑だそうです。最高気温は37度を超えうんざりします。
大豆畑の大豆は、この暑さの中、日に日に成長を早めているようです。
周囲の雑草も大豆に負けないようにと、大地にしっかり根を張っているようです。

 百姓の方には申し上げありませんが、
「がんばれ、大豆。」「がんばれ、雑草。」と声援を送りたくなります。

 畑の畦道で紋黄蝶と紋白蝶が、舞っていました。
暑さの中、「ほっ。」とする様子でした。


「水差しの 水を追い来る 熱帯魚。」 
                  辰


2001年07月16日


大豆畑には、周囲とその間、10メートル間隔で溝が掘ってあります。
もともと、稲作用の土地で大豆を栽培する時には、水はけを考えて溝を掘ります。
輪作を進める農業は、やはり手間がかかります。
満州の大豆畑には溝はありません。もともと、水田用では無いからです。

 今、大豆は、3段目の葉を伸ばし始めたところです。
この時期、日々成長していきます。人間でいえば、赤ん坊の時代でしょう。
弱々しい葉を、天に向け必死に、自己主張しています。


「園児らの 癖そのままの 昼寝かな。」 
                   辰


2001年07月11日


もうすぐ、梅雨が明けると思います。大豆の播種から、5〜6日で発芽をしました。
小生から見ると、乾いた土地から良く芽を出すものだと感心します。
それもほとんど時期を間違えることなく、「一斉にです。」
当然のことなのですが、良く見ると不思議です。

 畑の横の道路では、散歩する人々、過ぎ行く車。
ただ、なんとなく通り過ぎていくと、発芽を見ることは出来ません。
畑に入って、目を凝らしてください。
すばらしい発見が在りますヨ。


「空に問い 風に答えて 雲の峰。」 
                 辰


2001年07月08日

荒耕(2回目)

大豆の播種


今年から、蔵では国産大豆を地元農家と契約栽培を始めることにしました。
相手は昨年「かま次郎さんの大豆畑日記」でお世話になった、
農業法人桝塚会の有我さんとその仲間です。
一年間大豆畑を観察させていただき、この人ならば「大丈夫だ。」と感じたからです。

 この畑は、圃場整備が終わり、1区画が1haに変わりました。日本の農業も生き残りのために大型化しています。この周りで約16haの農地が整備されました。
そこで栽培される最初の作物が、「大豆」というわけです。

 今日から半年間、契約栽培の畑の様子を、
下手な俳句と共に綴りますので、お楽しみください。


「余念なし 線香花火に 異国の乙女(こ)。」 
                     辰