
2001年06月03日
植木屋
朝市の人々
麺屋
民族舞踏
黒龍江省北安市。
接待所(宿泊所)の風呂のコックをひねると、赤黒い水です。
その赤黒い水は、体を洗っているのか、汚しているのか判りません。
シャワーの水を顔に当てて、冷たい澄んだ水を想像します。
石鹸を使うと、体の汚れか水の汚れか、判らない色の凝固した泡が足元に貯まります。
日本で当たり前のきれいな水は、ここではカバンのミネラルウォターだけです。
朝市は、40万人の町を感じさせてくれる場所です。
数百メートル続くメインストリートには、毎朝5時から9時ごろまでは人、人、人。
「どこから来ているのだろう」と感じるくらいに、人間の生活の営みを感じます。
どの顔も、たくましく、黒く、女性でも化粧化はありません。
雑貨、饅頭、麺、パン、たばこ、下着、石鹸、野菜、米、床屋、医者、植物、菓子屋、
中華風お好み焼き屋、服屋、ともかく臨時路上百貨店の様な様子です。
そして自転車を押すおじさんの首から、職を求めるため「塗装。」「修理。」「工事。」と赤い文字で書かれた看板が、目に焼き付きました。
また、職を逃したようです。
「取替えて 着るも短し 宿浴衣。」
辰