2001年05月29日

北安駅前

朝市の豆腐屋


ハルピン市から北へ、305kmの北安市の招待所が今回の農場視察の宿泊所です。
この町は、40万人の人口を抱え、戦争中はあの有名な731部隊の基地もあった場所とのことです。
数年前、民家の庭から旧日本軍の化学兵器が出てきて、
日本政府がその処理を行いました。
そして、北安の病院にMRIの医療設備を送ったそうです。
なかなか、戦争の傷は消えませんが、時間と努力が必要です。

 通訳の張君が
「戦争で傷付くのは、いつも民衆です。中国も日本も同じです。」
という言葉に、少なからず救われた様な気がしました。
当時の731部隊の建物も現在学校として使われています。

 その言葉に対し、
「我々の味噌蔵も、戦争中の海軍飛行場の格納庫が、蔵として使用されています。」
なぜか、自慢してしまいました。


「若葉風 民芸調の 椅子にかけ。」 
                辰