2001年05月20日


長年、味噌と共に生きてきた小生も初めて、蔵で使う「中国産大豆」の産地を見に行く機会をえました。
行き先は旧満州、黒龍江省ハルピン市の北400kmにある引龍河農場です。
あと200kmでロシアとの国境です。

 はじめての日本人という事で、農場サイドもビデオ撮影とやや緊張気味でした。
農場といっても3,600k㎡の面積と、11,000人の農民を管理する、日本では想像できない規模です。主要作物は大豆と小麦です。
まず招待所で農場長の祝 殿凱氏より概略説明を受け、歓迎の意を表されました。
そして、すぐに大豆播種の現場、農業機械置場、選別場、貯蔵庫と見て回りました。

 地平線まで続く、波打つ黒い大地。青い空。
舞う土埃。逃げ場の無い西風。道路脇にポプラの街路樹。
まさに、大地です。


「御土産に 小さき壺の 新茶買う。」 
                 辰