2016年09月01日

「ガソリンスタンド」から「門燈」



「味噌屋の蔵日記」が今回150回となり、勝手に記念とします。

弊社工場入口に門燈として活躍する「赤いキリン」がいます。
我々の生まれる前から蔵に存在し、ガソリンスタンドとして活躍していました。
50年程前、役目を終え、蔵の片隅で、ひっそりと余生を送っていました。
しかし、10年程前急遽抜擢を受け、役目変更を伴い、門燈になりました。
誰もいなくなる夜になると、「赤いキリン」は変身し、頭から薄明りを放ちます。
今回、「赤いキリン」が昭和12年~28年に製造された、
すなわち70~80年前の可搬式ガソリン計量器(ガロン表示)であることが確認できました。
海軍岡崎航空隊の飛行場で使われていたのかもしれません。
そうだ、「とよた世間遺産」に登録してもらいましょう。
道具でも「生きることは、使うこと」
深いですね。


有ること難し。 店主