2010年10月15日

ごはんの学校  石黒 彩先生

生き物たちの働きやつながり、これを「生物多様性」と言うんだけど、
身近な食べ物とも関係があるんだ。
今回は、味噌作りを通してそのことを学んだよ!
味噌の材料をたずねると大豆と塩と水、そしてなんと「麹菌」という菌。
麹菌は、ただの黄色い粉にしか見えないけど、味噌作りには欠かせない生き物なんだよ。
蒸した大豆にこの麹菌をつけて、「味噌玉」を作ることから味噌作りは始まる。
この味噌玉を、水・塩と一緒に樽に入れ、1年半寝かせるんだ。
そうすると、人間が手を加えなくても麹菌の働きによって、味噌ができるというわけ。
味噌の他にもパンやチーズ、漬け物など、目に見えない菌のはたらきによってできている食べ物はたくさんあるんだ。

様々な生き物がつながりあい、支えあっている。
これが、生物多様性の恵みなんだね。

有ること難し。 店主