2001年01月10日


おめでとうさん。とうとう、21世紀です。
と言っても所詮、人間様が勝手に言っているだけですけど。
ともかく、無事に新しい年を迎えさせていただき、感謝申しあげます。

 味噌蔵には、敷地の中に、一体のお地蔵様と一基の庚申様が在ります。
蔵の中に在った旧道は、もう分からなくなりましたが、昔は村と岡崎(矢作)を結ぶ小さな街道だったそうです。その街道沿いに置かれていたお地蔵様と庚申様が世話をする人が無くなり、今は蔵で世話しているのです。
お地蔵さんの顔は、もう判りませんが、確かに、誰かが祀(まつ)ったんですよね。
どんな理由があったのでしょう? 誰も、分かりません。
人の歴史なんて、こんなものでしょう。
でも、そんな歴史を、誰知れず、我々が見守れるなんて幸せですよね。

「味噌蔵の 目貼をしかと 寒に入る。」 
                  辰