2001年06月10日


中国の個人農家では、まだ牛馬に頼った農作業をしていますが、
この引龍河農場では大規模機械化が進んでいます。
年間25,000tの大豆を生産し、輸出は5,000tです。
選別も機械化され、圧搾製油工場もあります。
農民の生活水準は、1月5,000〜6,000円程度の所得で、
農場長の祝さんは「この農場の農民は、とても幸せです。」
と胸を張ってみえました。
そして、遺伝子組み替えの大豆については、絶対にあり得ない事、また、してはいけないとの、言葉が印象的でした。

 農場からの帰り道、通訳の張君は
「確かに、この農場は規模、レベルともに良い方です。」
一般の農民は、もっと低い生活環境にあると、説明してくれました。
確かに、この農場に来る途中の農家は、土壁の藁葺きの家が多く、ロバ、馬そして牛による農作業を多く目にしました。

 自由経済が、共産主義の社会で、貧富の差を広げているのは確かです。

「筆重く 瞼も重き 遠蛙。」 
             辰