2001年05月24日


満州道は、時速120キロで、北へ真っ直ぐ延びる。
幾重にも続く、大地の波の頂上を越えると、
その先に、また新しい波が現れる。
変化の遅いとか速いは、在るにしても、やはり大地は海と似ている。

 両側のポプラの街路樹は、
若葉をつけ、すこし頭を東に向けている。
風と地球の自転を感じる。
左右の大地は、芽を吹いた小麦畑と黒い大地が、現れては後ろに飛んでゆく。

 なぜか、人間の小ささを感じてしまう。
大きな自然を見つめると、
自分の小ささを感じるのは、小生だけではないでしょう。


「龍天に 祭太鼓の 満州路。」 
              辰