2001年04月14日


桜も散り始め、春の初々しさから、
彼方此方(アチラコチラ)の家の鯉幟(コイノボリ)が気になります。

味噌は、秋から冬に多く使われますが、
長年蔵の中で生きてくると、「ふッ。」と思う事があります。
「本当は、初春から初夏が味噌の旬。」なんですョ。
底冷えのする冬の蔵を乗り越え、この時期の味噌は、
深みと、締まりのある味に育っているように感じます。
蔵人の戯言(たわごと)かも知れませんが・・・

 日々淡々と繰り返す作業ですが、
「一度として、同じ味の味噌はありません。」

「朧月 テレビは眠 狂四郎。」
              辰