2017年06月28日

蔵元写真館「追憶」-6



「長男誕生」   昭和7年(1932)


昭和7年3月2日、結婚後4年を経て半分もう出来ないのではと不安に駆られていた長男栄治の誕生である。待ちに待った子供だけにシヅエの心は喜び一杯であった。
初めて腕の中にする子供を布団で包んで背中に結び、計り売りの仕事をし、大豆を蒸し、仕込みをするために走り回る彼女にはもはや辛いと言う言葉はなかった。そんなシヅエを清市は初めて愛しく思った。


有ること難し。 店主


2017年05月31日

蔵元写真館「追憶」-5



「委託加工の桶に張り紙を」   昭和5~6年(1930~31)


清市は、「今年も味噌の委託加工の時期になりました。」と村々を周り歩いている時、「うまい味噌が出来たぞ。」と言う言葉を耳にすると、ブルブルと全身が震えるのを感じた。その冬の仕込みは去年より本数も増え、二人は又一心に仕込みを繰り返した。委託された味噌桶にお客様の張り紙をノリ付けする女房シヅエも必死であった。


有ること難し。 店主


2017年05月29日

味噌蔵ひとなる祭が中日新聞記事で紹介されました



中日新聞5月28日朝刊


晴天の下、第七回味噌蔵ひとなる祭が開催されました。
ハンカチを濡らしたドキュメンタリー映画「いただきます」
生まれて初めて触る豆麹、100人で100年桶に豆味噌を仕込みました。
味噌蔵でおむすびと豚汁をいただき、これが本当の美味しさだと知りました。
食後のひとなる音楽会は心を揺さぶりました。
多分、蔵の麹はいい味噌を育てるでしょう。

有ること難し。 店主


2017年05月29日

第7回味噌蔵ひとなる祭の報告とお礼



前日の雨もどこへやら、最高の天候に恵まれた「第7回味噌蔵ひとなる祭」が5月27日(土)に開催されました!普段は入れない味噌蔵での「いただきます」の映画上映と講演「100人でのみそ仕込み体験」など多くの方にお越しいただき、皆さん食について考え、また楽しんでいただけたようでうれしい限りです!
今後もこの味噌蔵で味噌や木桶の素晴らしさを少しでも多くの方に感じ、知っていただけたらと思います。

有ること難し。 店主


2017年05月02日

第七回 味噌蔵ひとなる祭(5月27日)の詳細が決まりました。!!



事前案内及び申込みのご案内



一部
食育(有料企画)
10時     食育映画 「その後のはなちゃんの味噌汁 GIFT」
               「いただきます。」 
11時30分  映画監督 VIN OOTA (太田 敏) 氏講演
12時  100人で味噌を仕込むワークショップ
13時  昼食と歓談 (おむすび+豚汁など)
二部
ひとなる音楽会(無料企画)
14時30分  the Encores(ザ・エンカーズ)
         バンド演奏「ある恋の物語」「コーヒールンバ」 他 
15時15分  豊田市民合唱団
         男声合唱 「筑波山麓合唱団」「女ひとり」 他
         混声合唱 「夏は来ぬ」「A Clare Benediction」 他


会場の都合により、定員、申込期限を決めさせていただきました。
一日、ともに学び、楽しみましょう。


有ること難し。 店主