2001年01月21日


蔵の中は、今からだんだん、底冷えの季節です。
「しンn。」とした、空気の動きの無い、夜の蔵なんて、「百聞は一見にしかず。」
本当に、身も心も引き締まります。(間違いなし。)
蔵の奥の方から、柱時計の歯車を刻む音が、
「チッ、チッ、チッ、」と、
なんとも言えない静けさを伝えてきます。
静けさは、この音とよく合います。
「静けさも、音だったんですね・・・。」
何倍も静けさが増幅されます。

夜の蔵の中、それは静けさとの、せめぎ合い。
ブルブルッ。

「枯木山 流人の如く さまよえる。」
                  辰