2021年06月28日

蔵頭ブログ-13


みなさん
雨で憂鬱な梅雨時ですが
いかがお過ごしですか

『蔵 頭』 です

今回から味噌や発酵についてのお話をしたいと思います

発酵食品と聞いて
みなさんは何を思いますか?

世界中にはさまざまな発酵食品があって
あんなものからこんなものまで
おいしいものから癖のあるものまで
たくさんつくられています



例えば
私たちが作っている味噌・醤油
大豆を原料としているものとしていえば
納豆もそうです

ほかには
チーズやヨーグルトなどの乳製品
魚醤や鰹節などの魚を原料とするもの
ハムやソーセージなど肉を原料とするもの
キムチ・ぬか漬けなどの漬物類
ワイン・ビール・日本酒などのアルコール類と
各種の発酵食品がそれぞれの国や地域で発達しています

では どうしてこんなことが起こったのか?

いまでこそ食材等を保存するのに
冷蔵庫がありますが
それが発明される前は
塩漬けや乾燥などの方法で保存してきました
そんな中 食材に酵母やら乳酸菌やカビなどが生えて
始まりました
発酵の歴史 微生物の力は本当にすごいものです

いまでは偶然ではなくおいしい発酵食品ができるように
どの業種も安心・安全に製造していることでしょう

では微生物に感謝しながら
今日は納豆と漬物 そして
おいしい味噌汁を作って食べたいと思います!!

次回は発酵と腐敗についてのお話です
よろしくお願いします


有ること難し。 店主


2021年06月11日

蔵元写真館「追憶」53 家族編-1


味噌屋の蔵元写真館「追憶」を紹介してきましたが、50回も過ぎ少々マンネリ化も感じ、今からしばらく焦点を家族に当てた「追憶・家族編」をアップしますので、お楽しみください。



味噌屋一家の嫁と子供たち。
本当は男達でなく、この女たちが会社を動かしていたといっても過言ではありません。
本来の人間力が感じられる大好きな写真です。


蔵の嫁と子供たち(1950)


有ること難し。 店主


2021年06月02日

【Tokyo Barrel】 解体、そして再再生へ



2年半前に愛知から東京に持ってきて組み立てたTokyo Barrel

建物の改修の関係で、エントランスの役目を一度終え取り壊す事になりました。
*その際の記事はこちら

解体、運搬、組み立て、設置とかなり大事だったのでめちゃくちゃ懐かし・・・
その後は2年以上に渡って、お店に来るお客さんや味噌仕込みで来られた方など多くの方に実際の大桶を見て触っていただけて良かったなって感じです。

実物の木桶があるか無いかは、味噌造りや木桶の話しをする時に全然違いました。


今回改修で一度解体しますが、桶材は保管しておいて更にレベルアップしたTokyo Barrelを皆さんにお見せできるのを楽しみにしています。

6月~9月中頃までは、MISO18ヵ月・手前みそのススメともにお休みですが、色々レベルアップしますのでその際またお会いできるのを楽しみにしています!


有ること難し。 店主


2021年06月02日

【6月~8月】月1日無料の夏のみそ蔵ミニツアー開催



みその学校~みそ作り教室がお休みの3ヵ月間限定ですが、みそ蔵を少し見てみたいという方向けのみそ蔵ミニツアーを開催です!

通常は入れないみそ蔵を実際にそこで味噌作りをする蔵人の話しを聞きながら歩いてみませんか?
木桶に見て触れ、味噌の熟成香を味わい、5感で蔵の世界を感じてもらえたらと思ってます!


有ること難し。 店主


2021年05月18日

蔵元写真館「追憶」52


味噌の流通が国家統制から自由流通になるのに伴い、形態も変化があらわれてきました。殺菌用の加熱管や充填機が必要不可欠となりました。



味噌の桶売りから個別包装販売に流通の変化(1960~1965)
蔵の中では葬儀も行われた(1960 野田弥市)


有ること難し。 店主