2019年02月26日

蔵元写真館「追憶」26


昭和22年になると戦争に行っていた二人の弟達も帰郷し、共に味噌造りをする事になった。次男の勇次は事業拡大の為に委託加工を請負に走り回り、三男の一三は味噌の品質向上に、そして学校を出たばかりの四男勇は設備の近代化へと、兄弟四人が清市の夢の実現へと少しずつ動き出した。



昭和22年(1947)当時のラベルと製品


有ること難し。 店主


2019年02月23日

【募集】4/20(土)みその学校~手作りみそ教室 @豊田/桝塚味噌



2019年4月度の「みその学校~手作り味噌教室」の開校日が4月20日(土)に決定!
今回は初開催のリピーターさん向けのクラス(蔵歩きやみその勉強は無しで、仕込みに特化)もあります。そして、蔵歩き(見学)は桝塚味噌3代目、みそ仕込みは4代目が担当するちょっとだけスペシャルな月です!
みそについて学んで実際にみんなで手前みそを仕込みましょう!

*豆みそと米みそから選べます!

発酵や味噌作りに興味ある大人の方はもちろん、お子様と一緒に自分たちの手で大豆を潰して味噌を仕込むという貴重な体験をお楽しみ下さい。
また通常では見る事のできない貴重な味噌蔵や江戸時代から使われている150年以上前の木桶など、実際に味噌を仕込む蔵を見ることもできます。


内容・申し込み 詳細は「手前みそのススメ」で検索してください。
https://temaemiso-susume.com/event/1362/


有ること難し。 店主


2019年02月13日

-知事賞-



先日行われた愛知県味噌溜醤油品評会で弊蔵の豆みそを使用した「木桶熟成赤だし」が1品のみ選ばれる最高位である知事賞をいただきました。
木桶や蔵、そこに住む微生物たちに感謝を忘れず、
自分たちが表現したい味。
食べる方が感じる味。
これからも主観と客観のバランスを考え、整えながら美味しいお味噌を育てていきたいです。

撮影者が社長かつ慣れない場の為、代表して賞状を受け取った近藤君の笑顔が少しひきつってますね。


有ること難し。 店主


2019年02月01日

2019野崎教室 後期藏の杜小学校授業


11年目、後期の椙山女学園大学教育学部の授業です。
恒例となった野崎教室の見学会、将来教師を目指す皆さんに期待を込めて開催しています。
学生諸君の協力のお陰で楽しくスムーズに行なうことができました。
将来、子供たちを引率して再訪してくるのを期待します。
未来の子供たちのこと、よろしくお願いいたします。

有ること難し。 店主


2019年01月30日

蔵元写真館「追憶」25

昭和20年(1945)敗戦とともに日本中が混乱し、全てが失われた。味噌の委託加工は、食料不足のため急増した。国民全体が「生きるために食べる」ということに必死な時代なのである。
大豆、塩そして薪を積んだリヤカーが三河周辺の農家より毎日清市の家の前に並んだ。しかし、処理能力不足の為全部を処理できず、断るのに必死であった。清市達の味噌醸造は家族だけでは仕事をこなす事が出来ず、近所の村から蔵人を募集・採用した。



味噌仕込み風景 昭和20~22年(1945~1947)



蔵人集合写真 昭和20~22年(1945~1947)


有ること難し。 店主