2004年09月05日

稲穂

大豆の花


初秋の始まりは、大豆の花です。
稲穂も頭(こうべ)を垂れ、稲刈は目の前です。
今年は、例年に比べ、数多くの台風が来ているような気がしますね。

この地方は、運良く、直撃を免れています。
農業は運に(自然に)大きく作用されるのです。
当たり前のことに、平身低頭「感謝」ですね。

「蔵壁を 染めて余りし 大夕焼」 五郎

合掌。 店主


2004年08月15日

成長中の大豆

大豆畑


不作の次の豊作を、予感させるような気候。
順調に大豆の生育は進み、早稲の稲穂は頭を垂れます。
今年の夏、スイカは例年に比べ、甘く感じませんか・・・
暑い夏は、旬の果物も美味しくしますね。  

「盆の月 岬がくれの 舟溜り」 鴻司

合掌。 店主


2004年08月08日

大豆畑

根寄せ(中耕・ちゅうこう)


今年の夏は、昨年の冷夏とは反対に、「暑い。」
大豆畑は強い陽射しを受け、順調に推移しています。
隣の大豆畑では、根寄せをしています。

大豆の幹に、土を寄せるには二つの理由があります。
雑草を取ることと、大豆自身の幹と根を、風雨から守ることです。
決して派手な作業ではありませんが、良い大豆に育てるには必要なのです。
昔から「手をかけなければ、良い作物はできない。」と言われました。
手をかけるとは、こんな事なんでしょうね。

「瓜漬けて 少し辛めか 箸遠く」 誠子

合掌。 店主


2004年07月18日

水田の稲の花


「夏本番」です。
新潟では大雨で大きな被害が出ています。
2000年の秋、東海地方を襲った大雨を思い出します。
「自然には勝てない。」と言われるインタビューを聞き、「むム・・・。」納得です。

今月初旬に播種された大豆は順調に生育しています。
昨年は、この時期の長雨で不作となりました。
農業に携わる者として、やはり豊作を祈ります。

水田では、ちょうどコシヒカリの出穂のタイミングです。
朝の水まわりで、深水の状態を保つ大事な時期です。出たばかりの穂は弱々しく、白い花をつけます。

「蔵元の 市道をまたぐ 男梅雨」信

合掌。 店主


2004年07月04日

神谷 修さんご夫妻


播種中の修ちゃん

大豆の発芽


新しくJAあいち中央(営農部会安城新田地区)と契約栽培を始めました。
今回その中で神谷 修(おさむ)さんに協力頂き、大豆畑日記を送ります。
安城は一昔前まで、日本のデンマークと呼ばれるほどの農業地域です。
今では新幹線の駅もでき、だんだん開発の波に襲われ、様相は変化してきています。
しかし、まだ多くの農地があり、東海地区の農業の中心でもあります。
6月の下旬から7月の中旬で播種します。
麦を収穫後、慌しく大豆を播くと4〜5日で一斉に芽を出します。
昨年は不作で大変でした。その分、今年は力が入ります。

今日から半年間、契約栽培の大豆畑の様子を、俳句と共に綴りますので、お楽しみください。

「味噌蔵の 土間の湿りの 梅雨ながし」芳緖

合掌。 店主