2005年07月12日


万博のコメント


「味噌ってすきですか?」味噌のお話し


実は味噌もグローイング(成長)しているんですよ。

だからこそ味噌は身体にいいんです。
樽の中ではたくさんのバクテリアが活動しています。
ものすごく小さなバクテリアの森が樽の中にある、と言うこともできます。
そしてこの小さな小さな森が、食品工場のように樽の中で働いているのです。
だから発酵している味噌のにおいに"うーん、強烈!"って思うかもしれないけれど、 そのにおいは一所懸命に働いている証拠。「身体にいいんだよ」っていうメッセージなのです。

ジョンさんは味噌が大好きだし、実は味噌樽を使ったツリーハウスに住んでいます。そして味噌などの、日本に昔からある食材がとても大切だと考えています。だからこそ、グローイングヴィレッジのパビリオンは、巨大な味噌樽のような形をしているのです。

味噌はスローフードです。その発酵には2年以上の月日がかかります。でもエネルギーを浪費しない、とても地球に優しい食品なんです。そして味噌樽もまた繰り返し、繰り返し利用されます。
中には100年以上も使われるものもあるんです。
他に日本のスローフードって何を思いつきますか?色々ありますよね。
やっぱり身体によくて・・・??
うーん…、納豆!!!      ジョン ギャスライト

有ること難し。 店主


2005年07月12日

講演中

東京の大妻女子大で開催された第30回日本食生活学会にて、主題講演で「味噌は作らない」で講演をしました。
日々、蔵で子供たちに伝えていることをお話しました。
大変名誉なことと感じ、一生懸命にやらせて頂きました。
東京農大 小泉先生 角田先生にとてもお世話になり感謝申し上げます。
今後も「日本の食」について真摯に考えなければと、強く感じます。

有ること難し。 店主


2005年06月12日

バーベキュー

春の歓送迎会が蔵で開催されました。
晴天の日に行なわれた、バーベキューです。
以前はお寿司屋さんや焼肉屋さんで行なわれましたが、
今は、バーベキューの方がのんびりと出来るので評判もいいです。
時間もかけ、一日中「のんびり、ゆっくり」です。
こんな時間が、必要ですよね。


有ること難し。 店主


2005年06月04日


ジョンと味噌汁を


彼との関係は・・・
8年程前、「ジョンといいます。」と
ニコニコして、会社の玄関を入って来た事を思い出します。
「ギャスライトと言うのは、桶職人って意味なんですよ。」
「木の上に家を作りたいんです。」
「多くの子供達に、森の中で夢を見せてあげたいんです…。」
「だから、大切な桶を譲ってください。」と、キラキラした目。
 沈黙・・・
「よーし、譲りましょう。」と日本男子の小生。
決して譲った事のなかった桶を、簡単に無償で譲る事を決めました。
今から考えると、まるで「ラストサムライ」の世界でした。

そんな彼との出会いが、今回の桶出展につながりました。
不思議なご縁ですね。

参照 ジョンさんニュース http://www.johnsan.net/

有ること難し。 店主


2005年05月08日


桶の上から見た重石


3月16日設置工事(二日目)


桶の固定、雨水排水の確保、重石の設置、周辺整理。
決して難しい作業ではありませんが、前段取りが必要です。
しかし、参加してくれた職人さん達の、前向きな作業により短期間で予定を完了することが出来ました。
弊蔵、万博とはあまりご縁がなく、遠くの山を見ているようでしたが
ジョンさんとの話し合いにより、
“Ok, Let's Do It !”(John)と出展が決まりました。
重石を乗せる途中、少々、味噌屋の魂を挟みました。
誰も気付くことはありませんが、蔵元としての気概のようなものです。

グローイング ビレッジのメインパビリオンの中に、本物の熟成中の味噌も設置しました。期間中に熟成が進み、万博の味噌が出来るでしょう。
多分、こんなことが「自然の叡智」なんでしょうね。

参照 ジョンさんニュース http://www.johnsan.net/

合掌。 店主