2004年07月25日


中国大豆の生育状況を撮影した写真を入手しました。
写真は 黒龍江省 ハルビン市の北方の畑を撮影したものです。早い株はすでに蕾をつけておりました。
当地の農家の話では、現時点のところ 作付け面積も増え、作柄も概ね良好で供給量は増える見込みとのこと。開花→結実→成熟期間では、日照時間を多く得られることを期待されています。(昨年は、8月から収穫迄にかけ、日照時間が著しく減少し 作柄に大きく影響したことによる為です)

日本の食は、今、世界に頼っています。
弊蔵でも、国産大豆だけでは成り立ちません。
だからこそ、日本の農業を考えなければなりませんね。
( 資料元 朋和商事㈱ )

合掌。 店主


2004年07月18日

水田の稲の花


「夏本番」です。
新潟では大雨で大きな被害が出ています。
2000年の秋、東海地方を襲った大雨を思い出します。
「自然には勝てない。」と言われるインタビューを聞き、「むム・・・。」納得です。

今月初旬に播種された大豆は順調に生育しています。
昨年は、この時期の長雨で不作となりました。
農業に携わる者として、やはり豊作を祈ります。

水田では、ちょうどコシヒカリの出穂のタイミングです。
朝の水まわりで、深水の状態を保つ大事な時期です。出たばかりの穂は弱々しく、白い花をつけます。

「蔵元の 市道をまたぐ 男梅雨」信

合掌。 店主


2004年07月11日

TBSから、テレビ取材が二日間、蔵に入りました。
スローフードの話で、イタリアの食と日本の食の比較をするとのことです。
我々のような、あたり前の味噌屋からは、
「どうして、我々の蔵に・・・」と感じますが、
日本では、もうあたり前の味噌屋がもう無いとのことで・・・
恥ずかしい気持ちと誇らしい気持ちで、心が揺れます。
でも、日々あたり前のことを、淡々とこなしていきます。
蔵では、今日も同じ作業が繰り返し行われます。

合掌。 店主


2004年07月04日

神谷 修さんご夫妻


播種中の修ちゃん

大豆の発芽


新しくJAあいち中央(営農部会安城新田地区)と契約栽培を始めました。
今回その中で神谷 修(おさむ)さんに協力頂き、大豆畑日記を送ります。
安城は一昔前まで、日本のデンマークと呼ばれるほどの農業地域です。
今では新幹線の駅もでき、だんだん開発の波に襲われ、様相は変化してきています。
しかし、まだ多くの農地があり、東海地区の農業の中心でもあります。
6月の下旬から7月の中旬で播種します。
麦を収穫後、慌しく大豆を播くと4〜5日で一斉に芽を出します。
昨年は不作で大変でした。その分、今年は力が入ります。

今日から半年間、契約栽培の大豆畑の様子を、俳句と共に綴りますので、お楽しみください。

「味噌蔵の 土間の湿りの 梅雨ながし」芳緖

合掌。 店主


2004年06月06日

小泉武夫氏の講演

売り場風景


東京、日本橋高島屋にて、小泉武夫氏(東京農業大学 教授)の推薦により、
味百選の催事に参加しました。東京のお客様には、はじめてのご紹介です。

『日本の食文化を担う覚悟を伝える。』そんな、大袈裟な思いで参加しました。
伝えることが出来たか、どうかは解かりませんが、
そんな思いで参加している味噌屋も、在るんだってこと表現してきました。

小泉武夫先生を中心に「食に命を懸ける会」そんな素敵な会が発会しました。
「同じ想いを持つ仲間が、こんなに居るんだ。」嬉しく思いました。
高き志を持ち、生きていかなければと実感した東京でした。

合掌。 店主