2003年03月01日

森枝卓士さん

撮影中の森枝さん


森枝卓士さん(食のフォトジャーナリスト)が溜の取材で来蔵されました。
豆味噌の取材はありますが、溜(たまり)はあまり多く有りません。
まぁ、世の中でここの直売店でしか売ってませんから「当然ですね。」
我々のたまりは、豆味噌の熟成段階で、ほんの少し取れる副産物ですから・・・知らないのも、仕方有りません。
「豆味噌と溜は、双子の兄弟なんですね・・・」と森枝さん
「溜は、豆味噌を育てると、味噌の神様が蔵人にくださる・・・
・・・素敵な、味噌の『おまけ』なんですよ。」

合掌。 店主


2003年02月09日

蔵ではありませんが、
100年以上経った、5代に渡り住んできた茅葺きの住居の解体です。
屋根裏の煤竹や建具など使えるものは再利用します。
そして、民家再生の材料になるようです。
最近は、再生住宅の需要があるので、使えそうな部材は利用します。
ずっと住んできた家が解体されるのは、寂しさがありますが・・・
残すものと壊すもの、両方とも必要です。

合掌。 店主


2003年01月06日


「ぴーかんテレビ」(東海テレビ)の取材がありました。
目的は、味噌でなく本溜(ほんたまり)でした。
初めて味わう溜に、言葉を無くされました。
蔵人は「してやったり・・・。」
溜を「味噌の華」とも言います。
お餅を付けると・・・です。
でも、たくさんは取れないんですよ。
「幻の溜かな・・・?」

合掌。 店主


2003年01月01日

新年、明けましておめでとうございます。
心、新たに「2003 味噌屋の蔵日記」を掲載いたします。

「味噌は、日本人の心です。」
今一度、ゆっくり、ご堪能ください。

本年もよろしくおねがいします。     
                  
合掌。店主


2002年12月14日

ショウちゃん 72歳

「岡崎の富永から、大豆を持って来たんだがや(来たんだよ)。」
「今年の大豆は、まァまァかな・・・。」
「わしは、畑で豆を作っとる(作っている)。」

大豆と味噌やたまりとの物々交換を、現在も蔵でやっています。
近所の農家で出来た大豆は、今から春まで集まって来ます。
大豆の重量が多いときは、無期限の味噌交換券を発行します。
その券で、家庭で必要な量だけ味噌と交換できるんですよ。
現金が動かない商売が・・・
「まだこの蔵には、残っています。」
こんなあたり前な事を、残したいですね。

合掌。 店主