2017年02月27日

蔵元写真館 「追憶」-2



「清市独立を決意」   昭和2年(1927)  清市(左)


昭和2年(1927)清市21才、小作と人夫仕事では「このままでは我々12名の家族は生きて行けない。女房をもらっても食わせてやれない。」そう考えた清市は、身に覚えのある唯一の『味噌作り』を生活の糧(かて)として行こうと決意した。
しかし、当時味噌屋は庄屋か大金持ちの商売であった。それは莫大な資金と発酵した大豆を長期間成熟のため寝かせる場所を必要としたからである。そこで貧しいものが如何(いか)にできるか、商売にするかを考えた。
そして、彼の得た結論は味噌を売るのではなく、技術を売る事であった。

有ること難し。 店主


2017年02月27日

外国人留学生対象の味噌屋見学


愛知県の大学・大学院に在籍する外国人留学生対象の味噌屋見学が、全て英語で初めて行われました。失われつつある伝統的な日本の味噌屋という空間で「本物のみそ」を五感で感じ、みそについての新たな価値観を得る良い機会になったのではないでしょうか。
また、みそについて関心を持ち、たくさん質問して下さり、とても嬉しかったです。
見学に参加した留学生の皆さんの、ますますのご活躍を期待しています。

有ること難し。 店主


2017年02月07日

月刊誌「InRed」宝島社3月号



月刊誌「InRed」宝島社3月号に弊蔵の「蔵元の飲む糀」が掲載されました。
消化をサポートしてデトックス力を上げる!
「30代女子の発酵ビューティーごはん」の食材として掲載されました。
是非、心と身体を美しくしましょう。


有ること難し。 店主


2017年02月07日

【募集】3/18(土)-手前味噌仕込み体験&味噌蔵見学-



3/18(土)10時~蔵元 桝塚味噌にて本物の味噌蔵で仕込む手前みそ体験教室&味噌蔵見学を開催!
桝塚味噌のフェイスブックページに”いいね”をして頂いている方は特別割引もあります!
発酵や手作り味噌に興味ある大人の方はもちろん、お子様と一緒に自分たちの手で大豆をつぶして味噌を仕込むという貴重な体験を通して、味噌を知って頂きながらお楽しみ頂く企画になっています。
味噌仕込みだけでなく、蔵開催だからこそ通常では見る事のできない味噌蔵や、江戸時代から使われている150年以上前の木桶など、普段は一般公開していない味噌蔵をご案内します。
ぜひ肌で味噌・歴史・伝統を感じにきて下さい。


*人数には限りがありますのでご予約はお早めにお願い致します
ご予約の詳細やご予約は以下のホームページまで!
https://www.temaemiso-susume.com/single-post/7

有ること難し。 店主


2017年02月03日

新企画 ワークショップ「手前みそのススメ」のご案内



http://www.temaemiso-susume.com/


手前味噌は、「自画自賛」「自慢」といった意味で現代では使われています。
本来の語源は、かつて多くの家庭で「手前」つまり自家製で味噌は作っており、そんな味噌は原料の種類や配合、発酵させる環境や時間でその家ごとに味が違うものでした。
家ごとに個性があり、手塩をかけて育てられた味噌を他の人に自慢したことから、現在の意味に繋がったとされています。
ただ日本全国に何万という個性ある色々な種類の味噌が存在していたのも、今となっては昔の話しです。
家庭で味噌は作られなくなり、地域毎にあった小さな味噌屋も食の変化や安価な大量生産との価格競争など様々な要因で味噌屋をやめていきました。
日本で一番、多様性・地域性を残す食品といっても過言では無い味噌文化も少しずつ確実に消え始めています。
失われつつある味噌の地域性や多様性、家庭で作られていたといった事は文化や伝統としてだけで無く、味噌の一番の価値であり面白さだと思います。
手前味噌は教えてくれます、
”自分の手で作る楽しさや喜び”
”自分の目で材料を確認できる手作りの安心”
”旨いでは無い、本当の美味しさ”
ぜひ少しでも感じて頂き、皆さんの食卓に手前味噌を通して、ちょっとした幸せを届けていけたらと思っています。
日本人には当たり前にすぎて、でも実は全然知られていない味噌の事、楽しみ方など多くの方に知って頂き、少しでも全国各地の地域ごとに多種多様な味・見た目を持つおふくろの味である味噌という食文化がこの先の日本にもいいカタチで残していきたいです。
この志を胸に体験型ワークショップ「手前みそのススメ」を発信します。


有ること難し。 店主