2005年03月13日

(資)モリトミの大将

今まで、下水は社内の浄化槽で処理し、河川へ放流していました。
近年、社会基盤整備も我々のところまで届くようになり 排水を下水道に流すことにしました。

数十年前、蔵の排水は直接河川に放流していました。
その排水口は絶好の釣り場で、さおを出すと、小魚やザリガニがとれました。
その横には、清水が沸き、近所のおばさん達の洗濯場がありました。
時代は過ぎ、その川はコンクリートの護岸に囲まれ 川に飛び込んだカエルは、林には帰れなくなりました。
さおを出す子供も消えました。

今度、その川岸に遊歩道を造る話が、町で話題になっています。
所々に川に触れる場所もつくるとか・・・ 素敵な話ですが、昔から川は、我々のすぐ横に在ったんですよね。

合掌。 店主


2005年02月16日

桶の中

ジョンさんと豚汁を


中日新聞の取材でコラムニストのジョン ギャスライトさんが来蔵されました。

彼との関係は・・・ 8年程前、「ジョンといいます。」
と ニコニコして、会社の玄関を入って来た事を思い出します。
「ギャスライトと言うのは、桶職人って意味なんですよ。」
「木の上に家を作りたいんです。」
「多くの子供達に、森の中で夢を見せてあげたいんです・・・。」
「だから、大切な桶を譲ってください。」と、キラキラした目。
  沈黙・・・
「よーし、譲りましょう。」と日本男子の小生。
決して譲った事のなかった桶を、簡単に無償で譲る事を決めました。
今から考えると、まるで「ラストサムライ」の世界でした。

夢って、人の心を温かくしてくれますよね。

合掌。 店主


2005年01月06日

洗い終わり


年末最終日、直売店では大洗をします。
秤売り用の桶、床すべて水で綺麗に洗います。
この作業が終ると、一年が終るなぁなどと感じます。
直売店だけでなく、蔵全体が洗われ、一年の垢が落ち、
新年を迎える準備が整うのです。
感謝と希望が、脳裏に現れますね。 有り難うさま。そしてよろしくね。


合掌。 店主


2004年11月06日

収穫中

農民 林さん


中国では大豆の収穫が終盤になりました。  
 産地の集荷業者や生産農家の話によると、収穫時の天候が良かったことで最終的な
反収は比較的良好と言えたが、成熟期にあたる8月後半〜9月の期間雨が降らず
旱魃であった影響で粒径が今年は小さい傾向になりました。
昨年は先高を見込んで大量買付けした産地業者が、大もうけしたのを目の当たりにした
農民達が、今年は我もと考えているせいか、農家が売り渋る傾向にあります。
いずれにしても今後 相場が大きく変動する可能性もあり、市場からは暫く
目が離せそうにありません。

( 資料元 朋和商事㈱ )

合掌。 店主


2004年10月02日

蔵の様子

蔵内の野


弊蔵には沢山の建物(蔵)があります。
その中のひとつに、恵比寿蔵と言う名前の蔵があります。
外見は変わりませんが、その蔵が改修を終え、 新しい蔵になりました。
長く使ってきた蔵も、時と共に老朽化します。
昔、海軍の兵舎として使用されていた建物です。

再び、次世代に伝える蔵として、 歴史の証人としても、
蔵人と共に、この改修は、喜びに堪えませんね。

合掌。 店主