2004年03月07日


味噌の話をするために、東京の大門小学校に行きました。
初めて見る味噌玉(豆麹)を、口に入れ。
初めて味わう豆味噌。
初めて舐める溜(たまり)。
子供達にとって、多分、最初で最後の経験でしょう。
どんなお話より、自分で感じる味、匂い、感覚は、
みんなの記憶に残ってくれるものと信じます。
先生や子供達の笑顔は、
小生にとって、素敵な贈り物です。
中村君、大豆の説明、ありがとうね。

合掌。 店主


2004年02月07日

仕込み風景1

仕込み風景2


全員で集合


二つの小学校の合同味噌づくり体験学習です。
6年生と4年生の合同で味噌の仕込みをしました。
味噌玉を潰し、塩と水を混ぜて陶器の瓶に仕込みます。
時々、指を舐めながら、味を確かめます。

4年生の一人の子供は、
「おじさん、僕、プロ野球の選手を引退したら、跡を継いであげるね。」
「なんだ、プロ野球の後か・・・」と小生
「だって、僕にも夢があるんだ。」
その言葉を聞き、嬉しく思いました。

味噌は1年以上かけて、熟成します。
みんなも、色々な夢を熟成させてもらいたいものですね。

合掌。 店主


2004年01月01日

イラク戦争もなかなか収拾出来ず、
泥沼に行くのではと不安の中、また一年の始まりです。世界の平和を祈りつつ、よろしくお願いします。

今年は、「仲良く」と年頭で言わせていただきました。一年間、蔵の中でこの言葉の意味を考えながら、
活きたいと思います。
皆様の温かいご声援をよろしくお願いします。


合掌。店主


2003年12月02日

農林水産大臣賞賞状

受賞味噌による試食会(ホテルオークラ)


受賞味噌(天の豆)


第46回全国味噌鑑評会において、
弊蔵の味噌が農林水産大臣賞を受賞しました。

「味噌は、つくるものでなく育てるもの。」と言われた初代の教えをあたり前に繰り返してきた賜物と、心より、先祖様、蔵、桶そして自然に感謝申し上げます。
蔵では誰一人、受賞を目的に味噌はつくりません。

受賞したことを伝えると、蔵人は皆「ニコッ」としました。
蔵人は感慨にふけることなく・・・
ただ、黙々と味噌を仕込みます。

合掌。 店主


2003年11月09日

蔵の中では、時々、新しい設備も導入されます。
今回は、ニーダという設備で、味噌から味噌タレのような調味味噌に加工する時に使用します。
「今日は、設置後の電気配線の工事です。」
「これからも、美味しいお味噌をつくり続けてくださいね。」
と松本さんから万年工場長に。

いろいろな人達の思いを、感じながら、
蔵もゆっくり変化してゆきます。

合掌。 店主