2002年07月01日


原料処理の終わった大豆は、浸漬そして蒸煮(じょうしゃ)されます。
そして女性のこぶし大の玉にします。このことを蔵では、玉握りと言います。
蔵では、「一水、二焚き、三麹。」と言われ、昔から一番気を使う工程です。
最新の設備で管理されていますが、やはり蔵人の勘が重要です。
触り、実際に食べ判断します。
「やはり、この地元の大豆は甘味がある。」と蔵人。
このひとことに職人の自信を感じます。
「いい味噌になれよ。」と蒸したての大豆に言いたくなります。
そして、表面に種麹をまぶし、3日間の製麹をし、十分麹菌を育てます。
さあ、次は仕込です。

合掌。 店主


2002年06月10日


昨年、契約栽培をした隣町の有我(うが)さん達の大豆を使い、
今から18ヶ月間(来年秋まで)かけて、味噌に育てていきます。
この蔵で、原料処理は研磨、洗穀、浸漬を意味します。
まず、蔵人は大豆を長年繰り返した触覚と視覚で感じます。
そして、大豆を口に含み、歯で割り、その芯の色を確かめ、
水分や油分の含有量を感じ、水の浸漬時間をイメージします。
輸入大豆と違い、国産大豆は選別も各JAごとで行われるので、
異物混入の危惧が、正直言ってあるんです・・・。
ですから、より慎重になりますね。
研磨、洗穀、浸漬、「いい顔の大豆だ。」蔵人が、ふっと洩らした言葉が、
安心感と期待を与えてくれます。

合掌。 店主


2001年12月23日

7月から今日まで、有難うございました。
「今年は、虫も付かず、いい大豆が出来た。作柄もいい。」
と微笑む日焼けした顔は、素敵です。

去年は水害にやられ、良くなかった。
その分、今年の作柄の良さは嬉しそうです。

最後に、契約栽培を結んでいる有我(うが)さん達の協力に、そしてこの大地に感謝申し上げます。
来年も、またよろしくネ。


「熟練の 味噌樽仕込む 寒の水。」 
                辰

終わり


2002年1月より新企画「味噌屋の千客万来。」が始まります。
日々来店される、色々なお客様の御紹介です。
蔵元 直売店の、独断と偏見で見える、お客様を、
どうぞお楽しみください。

合掌。 店主


2001年12月09日


師走に入り、世間は2001年のラストスパートです。
皇太子妃の雅子さんの出産は、時節柄本当に「おめでとうさま。」ですね。

 大豆畑も収穫です。
コンバインを運転する顔も、緊張と期待で真剣です。
7月からの苦労が、この一瞬で決まりです。
収穫、選別、計量そして検査を経て、大豆からの収入が確定します。

 すべて、「自然の恵み」なんですね。
我々も、「生かされている。」と言うことを
もっと、知るべきかもしれませんネ。


「蓮枯れる 一揆の在りし 寺に来る。」 
                  辰


2001年11月25日


大豆畑は、見事に緑を失いました。
一面、薄茶色に染まっています。
畑の中でカメラのファインダーから見る大豆は、遠近感を無くしそうです。
もう、茎も十分乾燥しています。いつ収穫しても良い状態です。

 現在、契約農家の有我(うが)さん達は、麦蒔きで大忙しです。
その麦蒔きが終わったら、大豆の収穫です。大豆は茎がしっかりしているので、
霜が無い限り、収穫が延びても大丈夫なのですヨ。

今、この地方は、晩秋盛りです。寺のイチョウの大木も、
すばらしい「黄金色。」を見せてくれます。
秋の紅葉は、我々中高年に似合いますネ。
何を思うやら・・・


「熟し柿 採る人も無き 尼の寺。」 
                 辰