
2001年07月24日
今年は、猛暑だそうです。最高気温は37度を超えうんざりします。
大豆畑の大豆は、この暑さの中、日に日に成長を早めているようです。
周囲の雑草も大豆に負けないようにと、大地にしっかり根を張っているようです。
百姓の方には申し上げありませんが、
「がんばれ、大豆。」「がんばれ、雑草。」と声援を送りたくなります。
畑の畦道で紋黄蝶と紋白蝶が、舞っていました。
暑さの中、「ほっ。」とする様子でした。
「水差しの 水を追い来る 熱帯魚。」
辰
2001年07月16日
大豆畑には、周囲とその間、10メートル間隔で溝が掘ってあります。
もともと、稲作用の土地で大豆を栽培する時には、水はけを考えて溝を掘ります。
輪作を進める農業は、やはり手間がかかります。
満州の大豆畑には溝はありません。もともと、水田用では無いからです。
今、大豆は、3段目の葉を伸ばし始めたところです。
この時期、日々成長していきます。人間でいえば、赤ん坊の時代でしょう。
弱々しい葉を、天に向け必死に、自己主張しています。
「園児らの 癖そのままの 昼寝かな。」
辰
2001年07月11日
もうすぐ、梅雨が明けると思います。大豆の播種から、5〜6日で発芽をしました。
小生から見ると、乾いた土地から良く芽を出すものだと感心します。
それもほとんど時期を間違えることなく、「一斉にです。」
当然のことなのですが、良く見ると不思議です。
畑の横の道路では、散歩する人々、過ぎ行く車。
ただ、なんとなく通り過ぎていくと、発芽を見ることは出来ません。
畑に入って、目を凝らしてください。
すばらしい発見が在りますヨ。
「空に問い 風に答えて 雲の峰。」
辰
2001年07月08日
荒耕(2回目)
大豆の播種
今年から、蔵では国産大豆を地元農家と契約栽培を始めることにしました。
相手は昨年「かま次郎さんの大豆畑日記」でお世話になった、
農業法人桝塚会の有我さんとその仲間です。
一年間大豆畑を観察させていただき、この人ならば「大丈夫だ。」と感じたからです。
この畑は、圃場整備が終わり、1区画が1haに変わりました。日本の農業も生き残りのために大型化しています。この周りで約16haの農地が整備されました。
そこで栽培される最初の作物が、「大豆」というわけです。
今日から半年間、契約栽培の畑の様子を、
下手な俳句と共に綴りますので、お楽しみください。
「余念なし 線香花火に 異国の乙女(こ)。」
辰
2001年07月03日
蔵では、多くの食品会社と同じ様に、熱源をボイラに依存します。
我々のボイラは、38年前の横置多管式煙缶型です。
大豆を蒸したり、製品を加熱したり、色々な使い方をします。
いわば、蔵すべての力の源(みなもと)です。
そのボイラは年一回検査を受け、安全性、耐久性が調べられます。
通常、食品会社では、すべて下請企業に任し掃除、修繕など一切会社は手を出しません。
しかし、この蔵では、毎年蔵人によりボイラの掃除、修繕を行います。
特に、一般的な腐食防止用の清缶剤(化学品)は使用せず、サツマイモを使います。
それは、日本では統一的な規制がなく、食品の安全性を考えると、現在の方法を越える物が、蔵にとって無いからです。
検査員が、「古さを感じない程、良く手入れがして在りますね。」と言われると、
つい、「はい。先輩たちから良く教わりました。」と嬉しくなります。
小さなこだわりかも、しれませんが、
事実38年前のボイラが調子良く、元気に働いてくれます。
「解決の 糸口さぐる 蜘蛛の網。」
辰
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