2017年03月28日

蔵元写真館 「追憶」-3



「シヅエ結婚前」    昭和2年(1927)


上郷村桝塚の村外れ、貧しい小作の11人家族の長男清市にも春は来た。
昭和3年春、矢作村の神田より清市に縁談話があり、両家の親の同意のみで事はトントンと進み、シヅエと婚姻となった。
19歳の新妻シヅエは、結婚式の当日初めて目にする新郎清市を見て、「ああ、これが私の旦那様か。」と恋心も無く、しげしげと不細工な大柄な清市を見つめた。しかし、小作ではなく八反(はったん)の田を持つ自作農家へ嫁ぐと教えられてきた彼女は、別段生活の心配はしていなかった。


有ること難し。 店主


2017年03月28日

アーモンドを蔵元桝塚味噌のたまり醤油に漬け込みました



アーモンドを蔵元桝塚味噌のたまり醤油に漬け込んで味付けした「たまり醤油アーモンド」が愛知のお菓子屋さんから新発売になります。
桝塚味噌オンラインショップでも少しお得なお試し価格で先行テスト販売をしますので是非この機会にお試し下さい!
小麦を使用せず大豆のみからできたたまり醤油で味付けしていますので、濃厚なうまみと香りが特徴でおやつにはもちろん、お酒のつまみにもよく合いますよ。


【商品ページ】
http://www.misodikara.jp/SHOP/ma0064.html

有ること難し。 店主


2017年03月08日

【募集】4/9(日)手前味噌仕込み&利き味噌ワークショップ@東京 代々木



4/9(日)に代々木MISO18ヶ月にて手前味噌仕込みワークショップ開催します!
今回は午前の部(親子向け)と午後の部(大人向け)の2部に分けての開催になります。
午前の部は、内容も少しアレンジしてお子様にも分かり易い内容でお子様連れでも気兼ねなく楽しみながら味噌を仕込んで頂ける会にします。
午後の部は、発酵に興味がある方、手前味噌を仕込んでみたいと思っていた方など、内容も少し大人向けにどなたでも丁寧にご説明しますのでご安心下さい。
味噌仕込みだけでなく、ご好評のご当地味噌テイスティングも実施します。
*午後はお子様連れでは参加できませんのでご了承下さい。
味噌を知り、味わい、仕込み楽しい時間にしましょう!


*人数には限りがありますのでご予約はお早めにお願い致します
ご予約の詳細やご予約は以下のホームページまで!
https://www.temaemiso-susume.com/single-post/9

有ること難し。 店主


2017年03月01日

蔵元レシピ-5 をアップ



http://www.misodikara.jp/hpgen/HPB/entries/20.html


蔵元レシピ第5弾は、桝塚味噌の商品の中でも、かなりツウ好みの商品「味噌屋の仙豆~唐納豆~」の美味しい食べ方や使い方をご紹介します。
1300年前、日本人が味噌を味噌汁として飲む以前は、一般的に味噌は「食べる」ものでした。
そしてその当時食べていた味噌の原型を再現したものが、「味噌屋の仙豆~唐納豆~」になります。
ふっくら蒸し上げた地元愛知県産大豆に、味噌造りにも使われているこうじ菌をつけ、ゆっくり発酵・熟成させた後、天日で干したものです。
他では、寺納豆、浜納豆、唐納豆とも呼ばれています。
また納豆と名前に付いていても、納豆菌は使用されておらず糸は引きません。
引き続き、皆様の「味噌のあるちょっと幸せな生活」を応援して参ります!


有ること難し。 店主


2017年02月27日

蔵元写真館 「追憶」-2



「清市独立を決意」   昭和2年(1927)  清市(左)


昭和2年(1927)清市21才、小作と人夫仕事では「このままでは我々12名の家族は生きて行けない。女房をもらっても食わせてやれない。」そう考えた清市は、身に覚えのある唯一の『味噌作り』を生活の糧(かて)として行こうと決意した。
しかし、当時味噌屋は庄屋か大金持ちの商売であった。それは莫大な資金と発酵した大豆を長期間成熟のため寝かせる場所を必要としたからである。そこで貧しいものが如何(いか)にできるか、商売にするかを考えた。
そして、彼の得た結論は味噌を売るのではなく、技術を売る事であった。

有ること難し。 店主