2021年07月05日

リアル×オンライン活用の新しい総合学習@北野小学校



うちには年間2000名を超える子供たちが、蔵見学や課外授業などできます。

地元愛知県の給食に味噌を提供しているなどもありますが、桝塚味噌で一番優先して見学を受けているのは子供たちです。

昨年からのコロナ禍の影響もあり、こどもたちの学びの環境も大きく変わりました。

そんな中、変化した学びの環境に合わせた新しい総合学習を地元の岡崎市立北野小学校さんと一緒に作る機会を得ました。

リアル体験、オンラインでのコミュニケーションや体験など近年やってきた活動を色々活かすチャンスが到来です!


1日目:味噌蔵見学



今回はオンラインとリアルの両軸の活用が1つのテーマ。

最初の1日目はこどもたちが味噌蔵に訪れて、蔵の世界や木桶に触れながら5感で伝統や文化を学びます。

「蔵の香り」「木桶の触りごこち」「出したての味噌の味」「蔵の歴史の話し」など5感を使いながら味噌の世界、地元の文化を体験してもらいました。



なんでもそうですが、やはり現場に来ないと分からない・感じれないものってありますね。

木桶も実際に見て触ると大きさや100年以上の歴史も体験として感じれると思います。



2日目:オンライン味噌仕込み



2日目は、オンラインを活用して子供達100人と味噌作り。

今の小学生って一人一台タブレットを授業で使ってたり昔とはだいぶ変わりました。

今回はそんなオンラインを活用しながら、リアルタイムで教室と繋いでみんなと1人1個ずつ味噌仕込みをしました。

大人とオンラインで味噌作り教室などはやりますが、子供がメインでしかも100人規模は初めてなのでけっこうしっかり準備しましたw

サポートの先生のお陰もあり、予定時間を少し超えましたが無事仕込み完了!

今回は夏休みが終わる2ヵ月後に出来上がるのを目標に、ちょっと早くできる裏技なども伝えながらやりました。

味噌作りは、作る事がゴールでは無く、美味しく食べる事ゴール。

彼らが仕込んだ味噌がどう育つか楽しみです!


番外編:一緒に給食



ご厚意で給食を振る舞ってもらい、こどもたちと一緒に給食を食べました。

卒業文集の作文で給食をテーマに書いたぐらい、給食好きな私にとって最高な時間でした!

おかわりのじゃんけんを子供たちに混じってやったけど、ほんと懐かしかったw



給食後にみんなとパシャり!

また出来上がったら遊びに行くのが楽しみ!!


有ること難し。 店主


2021年06月28日

蔵元写真館「追憶」54 家族編-2



初代夫婦の画像です
戦前戦後と味噌屋に全てを捧げました
現在の弊社のいたるところに彼らの思いが生きています。


初代夫婦(1955)


有ること難し。 店主


2021年06月28日

蔵頭ブログ-13


みなさん
雨で憂鬱な梅雨時ですが
いかがお過ごしですか

『蔵 頭』 です

今回から味噌や発酵についてのお話をしたいと思います

発酵食品と聞いて
みなさんは何を思いますか?

世界中にはさまざまな発酵食品があって
あんなものからこんなものまで
おいしいものから癖のあるものまで
たくさんつくられています



例えば
私たちが作っている味噌・醤油
大豆を原料としているものとしていえば
納豆もそうです

ほかには
チーズやヨーグルトなどの乳製品
魚醤や鰹節などの魚を原料とするもの
ハムやソーセージなど肉を原料とするもの
キムチ・ぬか漬けなどの漬物類
ワイン・ビール・日本酒などのアルコール類と
各種の発酵食品がそれぞれの国や地域で発達しています

では どうしてこんなことが起こったのか?

いまでこそ食材等を保存するのに
冷蔵庫がありますが
それが発明される前は
塩漬けや乾燥などの方法で保存してきました
そんな中 食材に酵母やら乳酸菌やカビなどが生えて
始まりました
発酵の歴史 微生物の力は本当にすごいものです

いまでは偶然ではなくおいしい発酵食品ができるように
どの業種も安心・安全に製造していることでしょう

では微生物に感謝しながら
今日は納豆と漬物 そして
おいしい味噌汁を作って食べたいと思います!!

次回は発酵と腐敗についてのお話です
よろしくお願いします


有ること難し。 店主


2021年06月11日

蔵元写真館「追憶」53 家族編-1


味噌屋の蔵元写真館「追憶」を紹介してきましたが、50回も過ぎ少々マンネリ化も感じ、今からしばらく焦点を家族に当てた「追憶・家族編」をアップしますので、お楽しみください。



味噌屋一家の嫁と子供たち。
本当は男達でなく、この女たちが会社を動かしていたといっても過言ではありません。
本来の人間力が感じられる大好きな写真です。


蔵の嫁と子供たち(1950)


有ること難し。 店主


2021年06月02日

【Tokyo Barrel】 解体、そして再再生へ



2年半前に愛知から東京に持ってきて組み立てたTokyo Barrel

建物の改修の関係で、エントランスの役目を一度終え取り壊す事になりました。
*その際の記事はこちら

解体、運搬、組み立て、設置とかなり大事だったのでめちゃくちゃ懐かし・・・
その後は2年以上に渡って、お店に来るお客さんや味噌仕込みで来られた方など多くの方に実際の大桶を見て触っていただけて良かったなって感じです。

実物の木桶があるか無いかは、味噌造りや木桶の話しをする時に全然違いました。


今回改修で一度解体しますが、桶材は保管しておいて更にレベルアップしたTokyo Barrelを皆さんにお見せできるのを楽しみにしています。

6月~9月中頃までは、MISO18ヵ月・手前みそのススメともにお休みですが、色々レベルアップしますのでその際またお会いできるのを楽しみにしています!


有ること難し。 店主